暮らしの計算機
電気代を計算するとき、どの数字を使う?
家電の表示値を確認し、使用時間・電力量・料金単価を区別すると、比較の間違いを減らせます。
手元の数字から計算方法を選ぶ
| 分かる数字 | 使う計算 | 注意すること |
|---|---|---|
| 消費電力W | W÷1,000×時間×単価 | 同じ電力で動く仮定。出力Wと混同しない。 |
| 年間消費電力量kWh/年 | 年間kWh×単価 | 使用時間をもう一度掛けない。表示の測定条件と実生活の差がある。 |
| 実測した電力量kWh | その期間のkWh×単価 | 測定期間と、家電単体か家全体かを確認する。 |
買替えでは同じ用途・容量・使い方を前提に比較します。省エネ表示や製品選びの説明は、資源エネルギー庁「機器の買換で省エネ節約」を参照できます。
1日10分使う家電の計算例
消費電力1,200W、1日10分、30日、単価31円/kWhと仮定します。10分は10÷60時間なので、1.2kW×(10÷60)時間×30日=6kWh、料金は186円です。
10分を「10時間」として入れると60倍になってしまいます。計算機の時間欄には約0.1667時間と入力します。分から時間に変えるときは60で割ってください。
金額・電力・単価は説明用に設定したものです。製品や契約の実際の料金ではありません。
購入価格の差を電気代だけで比べる例
同じ用途の製品Aが年400kWh、Bが年300kWh、単価31円という仮定なら、年額はAが12,400円、Bが9,300円で、Bが年3,100円低い計算です。
仮にBの購入価格が15,000円高ければ、15,000÷3,100で約4.84年使用したとき、単純な電気代差が購入価格差に届きます。ただし料金単価や使用環境の変化、故障・修理、処分費、買替え時期は反映していません。高価な製品が必ず得になるという判定ではありません。
家電の計算額と、家全体の請求額が一致しない理由
家電単体の計算は、その条件での電力量料金です。請求書には契約に応じて基本料金や調整額などが含まれるため、家電の試算をそのまま家全体の請求額にはできません。計算に使う単価に何が含まれているかを確認してください。
家全体の予算を作る際は、実際の請求書から月々の金額を生活費計算機へ入力します。季節で変わる場合は、ある1か月の料金だけを12倍せず、手元にある年間の明細を確認して予算を見直します。
作成・編集:暮らしの計算機 / 更新日:2026年9月21日。計算例は当サイト作成。製品表示の参考:資源エネルギー庁・小売事業者表示制度。